カンボジア国シェムリアップ州は、アンコール遺跡群に代表される世界遺産を有する代表的な観光地です。しかし近年、シェムリアップ市および周辺地域では、観光客の増加および都市化の進展による交通問題や基盤施設の不足、観光客による遺跡環境への影響が懸念され、日本国政府は、長的な観点からの州および市の経済開発、インフラ整備、良好な観光資源及び遺跡および都市環境の維持を目的とする「シェムリアップ/アンコール地域持続的振興総合計画調査(MP調査)」を実施しました。
MP調査から4年経ち実施されたの本フォローアップ協力調査では、前述総合計画 (MP) の一層の推進と支援の可能性を探るため、主として都市開発セクター(中心市街地整備)と運輸交通セクターに焦点をあて、中心市街地整備計画及び交通計画を中心にマスタープランの提案プロジェクトの内容を再検討し、その結果を踏まえて、道路整備基本計画及び中心市街地整備計画の策定、並びに優先プロジェクト案を提案しました。
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